【お客様事例】ピコスコープおよびマイクロプレートリーダーを用いたマウス脾臓タンパク質定量比較

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アプリケーションノート 2017<03>
製品名: 吸光度計 ピコスコープ® (Cat.No. PAS-110)
メーカー名: USHIO電機

下記データは、京都大学大学院医学研究科 附属総合解剖センター 山田 宗茂様の御厚意により掲載させていただきました。

背景

BCA法は、アルカリ条件下で、2価の銅イオン(Cu2+)がタンパク質により1価の銅イオン(Cu+)に還元され、1価の銅イオンが2分子のビシンコニン酸(BCA:Bicinchoninic Acid)と配位結合することにより、紫色に呈色する原理を組み合わせたタンパク質の定量方法の1つである。
本アプリケーションノートでは、自己免疫疾患モデルマウスの脾臓からタンパク質を抽出し(n=5)、BCA法(Micro BCA Protein Assay Kit;Thermo Scientific)を用いて、マイクロプレートリーダー(測定波長:560nm, インフィニットF200;テカンジャパン)、およびピコスコープ(カラーセンサ:R/G/B)により濃度測定を行った。

実験条件

反応液量:プレートリーダー 200μl, ピコスコープ 40μL

結果

今回、プレートリーダーでは560nmの吸光度を測定して検量線グラフを作成し、タンパク質の定量を行った。ピコスコープとのサンプル濃度測定結果を比較すると、RED(波長域575-660nm)GREEN(455-630nm)のカラーセンサでの測定値が、プレートリーダーによる結果と近い値を示した。また、サンプル濃度が高いほど装置間の測定値が近くなる傾向がみられた。
Micro BCA Protein Assay Kitでは、562 nmでの吸光度を測定することが推奨されているため、今回の結果はGREEN(455-630nm)の値が最適である可能性が高いが、R2の値や濃度にも大きな差はなかったためREDでも測定可能であると考える。

お客様のコメント

これまで、エクセル等を用いて検量線グラフを作成しサンプル濃度を算出していたが、ピコスコープでは検量線グラフの自動作成が可能で、定量結果についても1サンプルあたり1~2秒で確認でき非常に簡便である。また、測定に必要な最低サンプル量も30μLと少ない点にも魅力を感じた。現在検量線作成に必要な既知濃度データのプロット数がBaselineを除いて5点以内であるが、さらなる精度向上のため、今後あと何点か増やしていただけることを期待する。


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