【お客様事例】MycoBlue Mycoplasma Detectorを用いた様々な培養細胞におけるマイコプラズマ汚染の検出

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アプリケーションノート　2022＜19＞
製品名：MycoBlue Mycoplasma Detector（Cat.No.D101-01、D101-02）
メーカー名：Vazyme Biotech Co., Ltd.

下記のデータは、関西医科大学がん多細胞コミュニケーション学社会連携講座山家良介様のご厚意により掲載させていただきました。

概要

マイコプラズマは、細胞内に感染することで、細胞代謝などに影響を及ぼし、実験の結果にも影響を与える可能性がある。このため、細胞培養においてマイコプラズマをモニタリングすることが求められている。しかし、従来の方法ではPCR等で検出を行うため、作業に手間や時間がかかっている。
MycoBlue Mycoplasma Detectorは、PCRやqPCRの操作が不要で、反応溶液の色調変化によりマイコプラズマの汚染を迅速に目視で検出できるキットである。なお、感度は5×10⁵ cfu/mLであり、日々の簡易確認試験等に使用することを想定した製品である。
本資料は、多種のサンプルでマイコプラズマの検出を行った運用方法の事例である。

評価方法

製品紹介

MycoBlue Mycoplasma Detector
接着細胞と浮遊細胞どちらにも使用することができ、最大28種類のマイコプラズマを検出することが可能です。
反応溶液の色調の変化により、目視で簡便に結果を判定することができます。

キット構成内容
MycoBlue Buffer
Positive Control
MycoBlue Enzyme
Paraffin Oil

サンプル

以下の細胞培養液をサンプルとして使用した。

細胞名	Mewo	SCC-25	HSC-3	HMMME	HT-29	口腔線維芽	HCC-1937
動物種	ヒト	ヒト	ヒト	ヒト	ヒト	ヒト	ヒト
由来	皮膚メラノーマ	口腔扁平上皮癌	口腔扁平上皮癌	胸膜中皮腫	大腸腺癌	口腔線維芽細胞	乳腺乳癌
培地	E-MEM	F-12+DMEM	E-MEM	F-12	McCoy’s 5a	D-MEM	RPMI1640
FBS	10％	10％	10％	15％	10％	15％	10％
抗生物質（ペニシリン/ストレプトマイシン）	（－）	（－）	（－）	（－）	（－）	（－）	（－）

細胞名	KPL-1	T47D	MDCK	HCT-116	C17	Sf9
動物種	ヒト	ヒト	イヌ	ヒト	マウス	ヨトウガ
由来	乳腺乳癌	乳腺乳癌	腎臓尿細管上皮	結腸腺癌	脳神経幹細胞様	卵巣
培地	D-MEM	D-MEM	D-MEM	McCoy’s 5a	D-MEM	Sf-900
FBS	10％	10％	10％	10％	10％	5％
抗生物質（ペニシリン/ストレプトマイシン）	（－）	（－）	（－）	（－）	（－）	（－）