社内トレーニング ~リキッドハンドリング編~

2018年7月24日に新入社員向けのリキッドハンドリング講座が東京本社のラボにて行われました。
生徒は、今年4月に東日本営業部に配属となった2名。
講師はマーケティング本部テクニカルスセールスチームのEさんです。

そして、このトレーニングの情報を聞きつけ、UP!Online編集部からも2名受講して参りました。
受講しながら潜入取材をした当日の様子をリポートいたします。

1.はじめる前に…

今回のトレーニングは、研究や実験の経験が全く無い新入社員が、将来、営業担当者として日々活動し、お客様一人一人のお困りごとを理解し、適切な商品をご紹介できるようにするための初めの一歩です。
まずはリキッドハンドリングに関係する製品ラインナップはどのようなものがあるか、から始まり、ピペットの使い方や分注のコツまで、一つ一つ丁寧にレクチャーを受けました。

難しいことは特に教わらず、基本的な操作方法を教わりました。

<基本的な分注の操作方法>

1.プッシュボタンを1段目まで押し下げます。
2.チップの先端を、試料に液面から1cm程度まで浸し、プッシュボタンをゆっくりと放して試料を吸引します。チップの外側についた試料を容器の縁に軽く触れて除きながら、チップの先端を引き上げます。
3.プッシュボタンを1段目まで静かに押し下げ、試料を分注します。引き続き2段目までプッシュボタンを押し下げ、チップ内部に試料が残らないようにします。
4.プッシュボタンを放します。

<分注する際の注意点>

■液体にチップを浸け過ぎないようにしましょう。
■液体を吐き出す際にチップ内に飛び散らないようにしましょう。
■チップの外側に液体が残らないように注意しましょう。

2.実際に操作してみよう!

基本的な操作方法も学び、注意点に気を付けてさっそくチャレンジです!
これまで社内のラボでテクニカルサポートのスタッフがハンドリングしているところを見たときは、当たり前ですが本当にスムーズに一つ一つの動作がスピーディーに行われていたので、とても簡単そうに見えていましたが、いざ自分たちがやるとなると・・・ まず、手がプルプル震えますし、空気が入ってしまうし、緊張しすぎて頭が真っ白になってしまいました。このような細やかで繊細な作業を毎日されていると思うと、頭が下がります。

営業 K

ずっと糸通しを使わないで針に糸を通す家庭科の裁縫を思い出していました(笑)
これがもし貴重なサンプルや高価な溶液だったらと思うと…
戦々恐々としながら手の震えと戦ってました。

 

営業 Y

手が震えて、、、危ねっ!!
僕が研究者だったら、実験になりませんね(笑)
こんな難しい事を先生方は毎日やってるんだから、消耗品の使い易さは本当に大事だな。。。

 

 

<編集部の私達も体験させて頂きました!>

編集部 N

うわ…。緊張する。
え?これ吸えてますか?容量が少なすぎて吸えてるのか吸えてないのかわからないです…。

 

 

編集部 I
(基本通りやれば…大丈夫なはず…。)
あ。空気入った…
うまくいかなかった…。
なんでだ~(*_*)

 

 

また、使用する液体の種類(粘性の違い)によっても適切な分注方法というのは異なるという事も教わりました。
今日私たちが分注作業で試したのはたった数本のチップやチューブでしたが、研究者の皆さまは何十本、何百本という分注作業を日々行われているんですよね。たった数本でも、実際に自分たちがその作業の繊細さや大変さを知るということは非常に重要で、やってみないと分からない発見がありました。

毎日通勤している会社の中にラボがあるというこの恵まれた環境を生かし、実際に製品に触って体感する機会を増やして行きたいと感じました。

3.感想

営業 K

・実際に自分が使ってみることでそれを身をもって体感できました。

よく商品に求めるものとして「使いやすさ」という言葉を耳にします。実際に自分が使ってみることでそれを身をもって体感しました。これから営業として活動していく中で「この製品のココがこんな時に良いんです!」と単なる言葉としてではなく、生きた情報として先生方や学生の方に共感してもらえるようにお伝えしたいと思います!

営業 Y

・体験した事で分注の難しさが分かり、少しではあるが先生方の気持ちが自分なりに理解がでました。

取り扱っている製品を、実際に使用してリキッドハンドリングをした事によって、なぜ同じような製品なのに種類が豊富にあるのかなど、紐づいた事が多々ありました。体験した事で分注の難しさが分かった。適正な量を正確に移すなど、少しではあるが先生方の気持ちが自分なりに理解ができたので、その為の自社製品PRの仕方が大きく変わると思いました。

編集部 I

・実際に体験してみるということがどれだけ大事なのかが感じられました。

入社して初めて、実際に製品に触って体感することができ、楽しくもあり何よりとても勉強になりました。
今回の勉強会では製品の良い部分、どういったことをお客様が重要としているかなど聞いて感じることができ、実際に体験してみるということがどれだけ大事なのかが感じられました。
WEBでご紹介する際や、カタログでご紹介させて頂く際に活かしていけるとても良い体験ができたと思っています。

編集部 N

・実際に使用されるお客様の気持ちを知る貴重な体験となりました。

製品を使って自ら体験する事で、実際に使用されるお客様の気持ちを知る貴重な体験となりました。
日頃からこのような作業をされている研究者の皆様は本当に手先が器用なのだと感激しました、、!(笑)
この体験で感じた事、学んだ知識を媒体作りにも活かしていきたいと思います。

4.まとめ

本講習を受け、研究者の皆様の大変さを少しでも理解し、感じることができました。
本講義で学んだことを、お客様へより良いご提案をするために、そして製品の良さをお届けできるよう活かしていきたいと思います。
研究者の皆様からも毎日多くのことを学ばせて頂いております。どんなことでも構いません、初心者の私達ではまだまだ力不足とは存じますが、皆さまのお声を聴き、学び、成長していけるよう努めてまいりたいと思います。

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