【予告】ジェネ・グラント2026 間もなく応募受付開始!前回採択者様からのコメントをご紹介

ジェネグラント2026_予告

今年もたくさんのご応募をお待ちしております!

「学生でも応募可能なグラント」としてご好評をいただいている、日本ジェネティクスによる若手研究者支援プログラム「ジェネ・グラント」。2026年度も実施が決定いたしました!
応募受付開始に先立ち、2025年度の採択者様から採択された時の心境や、今後の展望などのコメントをいただきましたのでご紹介いたします。
35歳以下の若手研究者のみなさま、ご自身の研究に、ぜひこの機会をご活用ください!

ジェネ・グラントとは
日本ジェネティクスラボ
日本ジェネティクスラボ

日本ジェネティクスによる若手研究者支援プログラム「ジェネ・グラント」。
日本ジェネティクスは、若手研究者支援を目的に、研究助成プログラム「ジェネ・グラント」を創設し、2018年より開始いたしました。
ジェネ・グラントは、①研究費、②学会(国内外)参加、③研究機関訪問など、研究者の自由な考えに基づいて使用することが可能です。
日本の若手研究者が本研究費を大いに活用し、今後の科学技術の発展を支えるような研究に没頭していただければ、弊社としてもこれ以上の喜びはありません。

ジェネ・グラントのご応募には、無料の弊社WEB会員サービスGeneF@Nにご登録いただく必要がございます。
新規会員様も入会後すぐにご応募いただけますので、ぜひご登録ください。

2025年度の採択者様からいただいたコメントをご紹介

2025年度ジェネ・グラントにて採択された5名の研究者の方から、コメントをいただきました。
※5名の所属先は全て採択当時のものです。


東京大学 理学系研究科 発生進化研究室
中村 駿志 様

中村様

■応募時の研究課題名
生涯にわたり1枚の子葉を利用する一葉植物における光情報伝達経路を介した子葉運命決定機構の解明

■ジェネ・グラントへ応募した理由・きっかけ

中村様
中村様

本グラントの存在は、案内メールを通じて知りました。募集要項を拝見したところ、資金の使途の自由度が高く、また採択者の立場や研究分野が多岐にわたっていることに魅力を感じ、応募を決意いたしました。

■採択が決まった時の心境

中村様
中村様

私の研究対象は「モノフィレア」という、2枚の子葉のうち片方だけが無限に成長し続ける非常に特殊な植物です。その片方の子葉がどのようなメカニズムで選択されるのかという問いは、すぐに何かの実用化に直結するものではありません。しかし、将来的な発展を信じているこの基礎研究的なテーマを評価していただけたことは率直に大きな喜びであり、心より感謝申し上げます。同時に、資金的なご支援により研究をさらに推進することが可能となり、本テーマで成果をあげるという覚悟が固まりました。

■助成金の使い道

中村様
中村様

いただいた助成金は今までに、実験用の消耗品や顕微鏡周辺機器の購入、加えてラジオアイソトープ施設の利用料などとして活用させていただきました。

■研究の進捗状況

中村様
中村様

ご支援のおかげで、現在までに阻害剤実験や形態観察、ラジオアイソトープ実験を順調に進めることができ、今後の展開の基盤となる基礎的なデータが集まりつつあります。

■今後の展望

中村様
中村様

今後は、片方の子葉が選択される際の形態学的な特徴の記述をさらに深めるとともに、その非対称性を制御する分子機構の解明に迫る研究を展開していく計画です。

■今年度応募者へのメッセージ

中村様
中村様

採択決定後の迅速な対応や簡略化された事務手続きなど、本グラントは極めて研究者フレンドリーな助成金です。新たな挑戦のための資金を必要とされている学生や若手研究者の皆様には、積極的な応募を強くお勧めいたします。

東海大学 農学部動物科学科 動物繁殖学研究室
松野 雄太 様

松野様

■応募時の研究課題名

ウシにおける老化関連線維化の解析と受胎率低下メカニズムの解明

■ジェネ・グラントへ応募した理由・きっかけ

松野様
松野様

本助成に応募した理由は、ウシの受胎率低下に関わる新たな要因として、子宮内膜の細胞老化と線維化に着目した研究を進めたいと考えたためです。ウシでは人工授精や胚移植などの繁殖技術が広く利用されており、着床や妊娠成立に関わる子宮内膜環境についても多くの重要な研究が進められています。一方で、加齢や高生産性負担に伴う子宮内膜の細胞老化や線維化が、受胎性にどのように関与するかについては、さらなる研究が必要であると考えています。本研究では、食肉処理場由来のウシ子宮内膜を用いて、老化マーカーや線維化マーカーの発現を解析し、「老化関連線維化」という新たな視点から、受胎率低下の分子基盤の解明を目指しています。

■採択が決まった時の心境

松野様
松野様

採択の知らせをいただいた時は、大変うれしく感じるとともに、研究を着実に前進させたいという思いを強くしました。東海大学農学部動物科学科に着任し、研究室を立ち上げていく時期でもありましたので、本助成は研究環境を整えながら研究を進める上で大きな支えになると感じました。

■助成金の使い道

松野様
松野様

助成金は、RNA解析、組織化学解析に必要な試薬・消耗品に加え、研究室セットアップのための機器整備に活用しております。特に、着任時には研究室にバイオフリーザーがなかったため、大型バイオフリーザーを購入し、サンプルや実験試薬を安定して保管できる環境を整備しました。

■研究の進捗状況

松野様
松野様

現在は、熊本県の食肉衛生検査所等と連携したウシ子宮内膜サンプルの収集体制の整備と、解析条件の検討を進めています。あわせて、老化マーカーや線維化マーカーの発現解析、免疫組織化学染色、老化染色、組織画像解析を実施するための実験環境を整備しています。研究室立ち上げ初年度として、研究室所属の卒論生とともに継続的に研究を進めていける環境をセットアップしている段階です。

■今後の展望

松野様
松野様

今後は、ウシ子宮内膜における老化マーカーと線維化マーカーの関連性を分子・組織レベルで解析し、「老化関連線維化」という新たな観点から受胎率低下のメカニズムを明らかにしたいと考えています。得られた知見をもとに、将来的には受胎率低下の診断・予防指標の開発や、畜産現場における繁殖効率向上に資する研究へ発展させることを目指しています。

■今年度応募者へのメッセージ

松野様
松野様

応募書類を作成する過程は、自分の研究の背景、課題意識、今後の展開を整理するよい機会になると思います。現時点での成果だけでなく、なぜその研究に取り組むのか、将来的にどのような課題解決につながるのかを明確に示すことが大切だと感じました。特に、自分の専門とは異なる領域の方々にも研究の意義を理解していただけるよう、研究の背景や社会的意義をわかりやすく伝えることが重要だと思います。そのためには、文章だけでなく、研究の全体像や目的が一目で伝わる図を作成することも有効だと感じました。若手研究者にとって、研究を前に進める大きな後押しとなる助成だと思います。

東京大学 大学院医学系研究科 遺伝情報学
小嶋 崇史 様

小嶋様

■応募時の研究課題名

加齢に伴うゲノム変化が加齢性疾患に与える影響の解明

■ジェネ・グラントへ応募した理由・きっかけ

小嶋様
小嶋様

大学院の同期が受賞していたことでジェネ・グラントを知りました。比較的自由に使える予算であったこともあり、自分も挑戦しようと思いました。

■採択が決まった時の心境

小嶋様
小嶋様

挑戦中の研究テーマを評価していただいたことが嬉しかったです。また審査員の温かいコメントを読んで、期待に応える研究をしたいと引き締まる思いでした。

■助成金の使い道

小嶋様
小嶋様

共同研究先への出張費に使用してゲノム解析を進めました。また、試薬の購入などにも使用させていただきました。

■研究の進捗状況

小嶋様
小嶋様

研究計画の前半部分にあたる加齢に伴うゲノム変化と疾患・検査値との関連を示す成果を得られており、その結果の科学的妥当性を強固にすべく、論文として学術雑誌に投稿し、専門家に査読していただいています。
その結果に基づいて、後半部分にあたる加齢性ゲノム変化のあるキャリア由来検体の解析も着実に進めています。

■今後の展望

小嶋様
小嶋様

加齢性ゲノム変化のある人において、どのような生物学的機序が疾患発症に影響しているのか明らかにしたいです。
長期的には、東北メディカル・メガバンクやバイオバンク・ジャパンをはじめとするゲノムコホートを活用した研究の成果により、個々人のゲノムに基づく個別化予防や早期治療の実現に貢献して、健康寿命の延伸と医療費の節減を両立する形で医療や社会に少しでも役立てれば良いなと思います。

■今年度応募者へのメッセージ

小嶋様
小嶋様

ジェネ・グラントは研究費の用途や期間に関して自由度の高い貴重な助成金であると感じます。研究助成の応募は必ずしも採択されるとは限らない世界ですが、それでも積極的にチャレンジすることに意味があると考えます。応募者の皆様のご健闘をお祈りしております。

慶應義塾大学 医学部医学研究科 臨床遺伝学センター
銭 映美 様

銭様

■応募時の研究課題名

塩基解像度で明らかとするリピート病のリピート伸長数とメチル化の新規の関連解析

■ジェネ・グラントへ応募した理由・きっかけ

銭様
銭様

所属研究室の先生が日本ジェネティクスのメールを購読しており、大学院生でも応募可能な研究費があると教えてくださいました。

■採択が決まった時の心境

銭様
銭様

採択いただいて大変光栄に思うと共に、自分が取り組んでいる研究内容や意義を審査の先生方にご評価いただけたことをとても嬉しく感じました。

■助成金の使い道

銭様

実験試薬や解析機器の購入に使わせていただきます。

■研究の進捗状況

銭様
銭様

リピート病の一つである筋強直性ジストロフィー1型に着目し、ロングリードシーケンス技術を活用して研究を行っています。患者さんの検体でリピート伸長数とメチル化に新規の関連性を認めており、本研究費を活用しながら現在解析を進めています。

■今後の展望

銭様
銭様

Dryの解析技術とWetの実験技術を十分に修得し、基礎と臨床の橋渡しができる医学研究者を目指しています。本研究費の採択を励みに、社会に貢献できる人材に成長できるようさらに精進して参ります。

■今年度応募者へのメッセージ

銭様
銭様

大学院生にも資格がある貴重な応募機会です。申請書作成も今後に活きる経験になると思います。応援しております。

国立大学法人長崎大学 熱帯医学研究所 ベトナム拠点
天野 むらさき 様

天野様

■応募時の研究課題名

室温保存で「誰でもすぐに簡単に」使えるアフリカ豚熱ウイルス検査法の開発を通して日本の豚肉を守る!

■ジェネ・グラントへ応募した理由・きっかけ

天野様
天野様

研究室の先生が紹介してくれたのがきっかけです。応募資格が35歳以下に限定されていたことから、若手研究者を積極的に支援している助成であると感じ、私自身もぜひ挑戦してみたいと考え、今回応募いたしました。

■採択が決まった時の心境

天野様
天野様

正直、過去の採択者の方々の所属研究室を見ると自分が採択していただけるとは思ってもおりませんでした。しかし、評価していただいたこの研究に精一杯取り組み、結果を残していきたいと改めて強く感じました。

■助成金の使い道

天野様
天野様

主にウイルスを解析するための試薬と、消耗品や実験器具を購入するために使用させていただいております。

■研究の進捗状況

天野様
天野様

ベトナムにおけるアフリカ豚熱ウイルス(ASFV)陽性の検体を手に入れることができたため、現在全長ゲノム配列決定のための次世代シーケンス解析を行っています。その後、抗原として最適なタンパク質の遺伝子配列を決定し抗原作製の過程に進む予定です。

■今後の展望

天野様
天野様

ベトナムでは毎週のようにアフリカ豚熱のアウトブレイクの報告があります。日本ではこれほど陽性検体が手に入ることはまず無いため、ベトナム拠点という地の利を活かし検査キットの開発だけでなく、今後はなぜASFVはこんなにも伝播力が強いのかという課題にも向き合っていきたいと考えています。

■今年度応募者へのメッセージ

天野様
天野様

研究申請書を書くことは、自身の研究を客観的に見つめ直すとても良い機会です。私自身の経験からも、研究助成を獲得できた時の達成感は、その後のモチベーション向上に大きく繋がりました。採択の壁は高いかもしれませんが、最初から諦めることなく挑戦を続けることで、いつか必ず大きな実を結ぶと信じています。

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ジェネグラント2025結果発表_アイキャッチ

 

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