採択者5名が決定しました！

ジェネ・グラント2024 – 用途を問わない研究費助成制度 – は、以下5名の方の採択が決定致しました。

選考結果

所属先	指導教官	申請者	研究課題名
神戸学院大学薬学研究科生体機能制御学研究室	教授角田慎一	辻優太	抗腫瘍免疫抑制環境における2型TNF受容体の機能解明と新規がん免疫療法の開発
和歌山工業高等専門学校生物応用化学科矢野研究室	学科主任綱島克彦	矢野大地	発光するゴカイであるウロコムシの発光メカニズムの解明
東京大学大学院薬学系研究科分子生物学教室	教授後藤由季子	北西祐貴	記憶形成過程における神経活動依存的なヘテロクロマチン構造変化
京都大学大学院医学研究科医学専攻分子生体統御学講座医化学分野竹内研究室	教授竹内理	合屋智尋	自己免疫反応においてRNP顆粒が果たす役割の解明
北海道大学理学部生命科学院小谷研究室	准教授小谷友也	眞田崇弘	RNA結合タンパク質の巨大複合体による動物の初期発生に必須のmRNA翻訳制御機構の解明

※敬称略・順不同

沢山の方々からの申請、誠に有難うございました。
今回不採択となった方々におかれましては、ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。
なお審査結果に関する個別のお問い合わせには応じ兼ねますので、予めご了承ください。

採択者からの喜びのコメント

今回採択された5名の方から、喜びのコメントを頂戴しました。
それぞれご紹介いたします。

神戸学院大学薬学研究科生体機能制御学研究室
辻優太様

研究課題名：抗腫瘍免疫抑制環境における2型TNF受容体の機能解明と新規がん免疫療法の開発
ジェネ・グラント2024に採択いただき、大変光栄に思います。また、貴重なフィードバックをいただいた選考委員の皆様にも心より感謝申し上げます。選考委員の皆様の応援を力に変え、助成金を最大限に活かして意義ある成果を目指し、引き続き研究に取り組んでまいります。
　
和歌山工業高等専門学校生物応用化学科矢野研究室
矢野大地様

研究課題名：発光するゴカイであるウロコムシの発光メカニズムの解明
本当に行いたい研究で採択されることに非常に驚き、喜んでいます。
審査員の方々には深く感謝申し上げます。
　
東京大学大学院薬学系研究科分子生物学教室
北西祐貴様

研究課題名：記憶形成過程における神経活動依存的なヘテロクロマチン構造変化
この度はジェネ・グラント2024に採択していただき、誠にありがとうございます。
本研究課題に対して審査員方に丁寧なコメントを頂けたことも、大変励みとなりました。
本研究費を活用し、幅広い生命科学分野の研究者に「神経」における遺伝子発現変化の制御基盤の重要性と魅力を理解してもらえるような成果を出したいと思います。
　
京都大学大学院医学研究科医学専攻分子生体統御学講座医化学分野竹内研究室
合屋智尋様

研究課題名：自己免疫反応においてRNP顆粒が果たす役割の解明
本研究課題を採択していただき、大変ありがたく存じます。学部生の申請に対してこのような評価を頂けて驚くとともに、大変嬉しく励みになりました。私たちは転写後調節の観点から免疫制御機構を調べており、本研究課題はそれらの日々の観察の中で見出した、予想外の現象の解明を目指したものです。今後も研究室の先輩や先生と協力しながら、頂いた研究費を存分に活用して、目の前の不思議に迫っていきたいです。

北海道大学理学部生命科学院小谷研究室
眞田崇弘様

研究課題名：RNA結合タンパク質の巨大複合体による動物の初期発生に必須のmRNA翻訳制御機構の解明
この度はジェネ・グラント2024に採択していただき大変嬉しく感じると同時に、身が引き締まる思いです。また、大変励みになる貴重なフィードバックを頂いた選考委員会、関係者の皆様に深く感謝いたします。本助成を有効に活用して研究を発展させ、「動物が生まれてくる仕組み」に一歩でも近づけるよう日々努力いたします。

審査を終えて

若手研究者を応援したいという思いから開始された「ジェネ・グラント」も、早くも5回目の開催を迎えることができました。
今回も、たくさんの興味深く熱意溢れる研究内容の申請をいただき、審査員一同頭を悩ませましたが、白熱した議論の結果、上記5名の方を採択させていただきました。採択者の方々の研究の一助となりますと幸いです。
採択者5名のその後のご活躍については改めて取材をさせていただき、UP!Onlineやメールニュースなどでお知らせする予定です。楽しみにお待ちいただければと思います。
また、残念ながら今回採択を見送らせていただく事となった申請者の方々におきましては、ご期待に沿えず大変心苦しい限りですが、お一人お一人のご活躍を心よりお祈り申し上げます。