マイクロプレート 96ウェル 3Dに#1.5Hガラスカバースリップタイプが新登場
これまでポリマー素材一択だったマイクロプレート 96ウェル 3Dに#1.5Hガラスカバースリップボトムタイプが新登場しました。ウェル内部に3D培養ゲルポケットがついているウェルインウェル構造で、ハイスループット血管新生研究(チューブ形成観察)に最適です。
サンプル依頼も承っております。ぜひ一度お試しください!
µ-Plate 96 Well 3D Glass Bottomの製品特長
- 3D培養に使用するゲルマトリクス用“内部ウェル”(φ4 mm)を備えたウェル形状
※培養⽤ゲルマトリクスは製品に含まれません。別途ご⽤意ください。 - 1ウェルあたりのゲルマトリクス量はたったの10 µLなのでコスト削減
- 血管新生のチューブ形成アッセイなどに最適:歪みが少ないゲルが作成しやすく、焦点エリアが広いムラの少ない顕微鏡観察が可能です。
- “No. 1.5H”ガラス製カバースリップ採用でTIRFや超解像顕微鏡観察にも対応可能
- ANSI/SLAS(SB)規格に準拠:マルチチャンネルピペットや自動分注ロボットにも適合
- 個別包装。バルクパック(個別包装)の取り扱いあり。滅菌済み。
ゲル界面のメニスカス形成を回避できる“内部ウェル”
µ-Plate 96 Well 3Dのゲルマトリックスを入れる部分は底面の一部に限られるため、1ウェルあたり10 µLのゲルしか必要としません。 このため高価なゲルの使用を削減することができます。
加えて、この内部ウェルで作成したゲルの界面はメニスカスの影響を受けません。
このため、顕微鏡の同一平面に捉えることができるエリアが広く、新生血管のような細い管構造などを観察するのに最適です。
(左)µ-Plate 96 Well 3D: 平らなゲル表⾯で広いエリアできれいに観察できます。
(右)⼀般的な観察容器: メニスカスの影響によりゲルが歪みます。このような場合、顕微鏡観察すると、周辺の対象にはピントが合いません。
アプリケーション
- ライブセルイメージング
- ハイドロゲル(コラーゲン、ラミニン、Matrigel®など)を使用した3D細胞培養
- ハイスループットチューブ形成アッセイ
- 免疫蛍光染色
- スプラウトアッセイ
- 全反射蛍光観察(TIRF)や超解像顕微鏡(STED、SIM、PALM、FPALM、dSTORM)および蛍光相関分光法(FCS)
アプリケーション例
血管新生のチューブ形成アッセイ
µ-Slide 15 Well 3D/µ-Plate 96 Well 3Dで作成したゲル上でHUVEC細胞を播種すると血管新生のチューブ形成アッセイに使用できます。
µ-Slide 15 Well 3Dでマトリゲル®上でHUVECを播種し12時間培養した様子
図左:血管形成したHUVEC位相差顕微鏡画像
図右:毛細血管拡大図。位相差顕微鏡画像/蛍光顕微鏡観察画像。緑:F-actin、⻘:核
製品価格
CatNo. | 製品名 | 単位 | 価格(税抜き) |
---|---|---|---|
ib89647 | µ-Plate 96 Well 3D ガラスボトム 滅菌済 | 15枚 | ¥168,500 |
ib89647-90 | µ-Plate 96 Well 3D ガラスボトム 滅菌済(バルク) | 90枚 | ¥858,600 |
※価格は2024年12月現在のものです。
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この記事でご紹介した製品
より詳しい資料・取扱説明書などは下記リンクより製品詳細ページをご覧ください。