【製品性能評価】ライブラリー作製におけるビーズ性能比較

日本ジェネティクスのテクニカルノートとは?

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テクニカルノート2021<06>
評価製品:
KAPA HyperPure Beads (Cat.No. KK8007/KK8009/KK8010)

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目的

本テクニカルノートでは2021〈05〉のテクニカルノートで紹介したプロトコルで作製したライブラリーを用いて、KAPA HyperPure Beadsとビーズ精製試薬のスタンダードである製品Aの結果に差が出るのか比較を行った。

方法

比較対照製品 製品A
ライブラリー作製

KAPA HyperPlus Kit(for illumina)、KAPA Universal Adapter、KAPA Unique Dual Index Primer Mixesを使用
■ Post-ligation Cleanup(0.8X)によるビーズ精製
  Adapter ligation産物 110 μL:精製ビーズ試薬 88 μL
■ Post-amplification Cleanup(1X)によるビーズ精製
  Library amplification産物 50 μL:精製ビーズ試薬 50 μL
詳細はテクニカルノート2021〈05〉参照

使用DNA genomic DNA 100 ng(CORIELL INSTITUTE, NA19240)
評価方法 作製ライブラリーをRNA Free水にて10倍希釈後、TapeStationにてサイズ計測した。
ライブラリー収量は、Qubitにて濃度測定を行い算出した。
使用機器 4150 TapeStation システム(アジレント・テクノロジー株式会社)
Qubit 4 Fluorometer(Thermo)

結果

結果① サイズの比較

 

 

結果② 収量の比較

結果①、②より、HyperPure Beadsの使用で、製品Aと近いライブラリーが得られたことが分かった。

結論

KAPA HyperPure Beadsについて
製品Aと比較して、サイズ、収量とも同等のライブラリーが作製でき、本実験使用プロトコルにおいて、使用可能であることが確認できた。

 

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