採択者5名が決定しました!
ジェネ・グラント2025 – 用途を問わない研究費助成制度 – は、以下5名の方の採択が決定致しました。
選考結果
| 所属先 | 指導教官 | 申請者 | 研究課題名 |
|---|---|---|---|
| 東京大学 理学系研究科 発生進化研究室 | 教授 塚谷 裕一 |
中村 駿志 | 生涯にわたり1枚の子葉を利用する一葉植物における光情報伝達経路を介した子葉運命決定機構の解明 |
| 東海大学 農学部 動物科学科 動物繁殖学研究室 | ー | 松野 雄太 | ウシにおける老化関連線維化の解析と受胎率低下メカニズムの解明 |
| 東京大学 大学院医学系研究科 遺伝情報学 | 教授 岡田 随象 |
小嶋 崇史 | 加齢に伴うゲノム変化が加齢性疾患に与える影響の解明 |
| 慶應義塾大学 医学部 医学研究科 臨床遺伝学センター | 教授 小崎 健次郎 |
銭 映美 | 塩基解像度で明らかとするリピート病のリピート伸長数とメチル化の新規の関連解析 |
| 国立大学法人 長崎大学 熱帯医学研究所 ベトナム拠点 | 教授 長谷部 太 |
天野 むらさき | 室温保存で「誰でもすぐに簡単に」使えるアフリカ豚熱ウイルス検査法の開発を通して日本の豚肉を守る! |
※敬称略・順不同
沢山の方々からの申請、誠に有難うございました。
今回不採択となった方々におかれましては、ご期待に沿えず申し訳ございません。
なお審査結果に関する個別のお問い合わせには応じ兼ねますので、予めご了承ください。
採択者からの喜びのコメント
今回採択された5名の方から、喜びのコメントを頂戴しました。
それぞれご紹介いたします。
- 東京大学 理学系研究科 発生進化研究室
中村 駿志 様研究課題名:生涯にわたり1枚の子葉を利用する一葉植物における光情報伝達経路を介した子葉運命決定機構の解明
この度は「ジェネ・グラント2025」に採択していただき、大変光栄に存じます。また、本審査に携わってくださった関係者の皆様、審査員の皆様に心より感謝申し上げます。本研究では、被子植物の中でも特に独特な発生様式(形づくり)を示すモノフィレアを対象としています。一見すると非常に基礎的なテーマではありますが、基礎的意義に加え、将来的な応用の可能性についても評価いただけたことを大変嬉しく思います。本助成を活用し、研究のさらなる発展に努めてまいります。
- 東海大学 農学部動物科学科 動物繁殖学研究室
松野 雄太 様研究課題名:ウシにおける老化関連線維化の解析と受胎率低下メカニズムの解明
ジェネ・グラント2025に採択いただき、大変光栄に存じます。
着任1年目として教員1名体制で研究室を立ち上げたところであり、今回の助成を研究室セットアップおよび研究基盤の整備に役立てたいと考えています。
ウシ子宮内膜の細胞老化と線維化の分子機構を解明し、畜産現場の受胎率向上と生殖生理学の発展に貢献してまいります。 - 東京大学 大学院医学系研究科 遺伝情報学
小嶋 崇史 様研究課題名:加齢に伴うゲノム変化が加齢性疾患に与える影響の解明
この度はジェネ・グラント2025にご採択いただき、誠にありがとうございます。大変嬉しく思うとともに、その評価に応えられるよう一層努力してまいりたいと感じております。私は医療に携わる中で、高齢化が進む日本では生活習慣病・認知症・がんなどの加齢性疾患が患者やご家族を悩ませ、医療・介護を通じて社会全体の大きな負担となっていることを実感してきました。本研究助成を活用し、加齢に伴うゲノム変化と加齢性疾患との関係を明らかにすることで、予防や早期治療を通じて医療や社会に貢献できる研究成果を目指して精進してまいります。
- 慶應義塾大学 医学部医学研究科 臨床遺伝学センター
銭 映美 様研究課題名:塩基解像度で明らかとするリピート病のリピート伸長数とメチル化の新規の関連解析
この度はジェネ・グラント2025にご採択いただき大変光栄に思うとともに心より感謝申し上げます。研究課題を制限内で簡潔にまとめることに苦労しましたが、深くまで理解しご評価くださった審査コメントを拝読して、非常に励まされ、研究意欲がさらに高まりました。このように大学院生を含めた若手研究者を応援してくださるプロジェクトは非常に限られており、貴社の理念とご活動に敬意と感謝を表します。本研究助成を活用し、目標とする病態解明に迫る研究を展開できるよう、より一層精進して参ります。
- 国立大学法人長崎大学 熱帯医学研究所 ベトナム拠点
天野 むらさき 様研究課題名:室温保存で「誰でもすぐに簡単に」使えるアフリカ豚熱ウイルス検査法の開発を通して日本の豚肉を守る!
この度は採択いただきましてありがとうございます。まさか自分が採択されるとは思ってもいませんでしたが、審査員の方のコメントを拝見し、ベトナムでの研究活動を評価いただけて大変身が引き締まりました。良い成果が得られるよう精一杯努めていきます。
審査を終えて
学生でも応募可能な若手研究者支援プログラム「ジェネ・グラント」も、6回目の開催を迎え、過去最高の応募数となりました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
興味深い研究テーマや、工夫を凝らした熱意あふれる申請書を一つ一つ拝見し、審査させていただきました。その結果、上記5名の採択が決定いたしました。採択された皆様の今後の研究に少しでもお力添えできましたら幸いです。
採択者5名のその後のご活躍については改めて取材をさせていただき、UP!Onlineやメールニュースなどでお知らせする予定です。楽しみにお待ちいただければと思います。
また、残念ながら今回採択を見送らせていただくこととなった方々におかれましては、ご期待に沿えず大変心苦しい限りですが、お一人お一人のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
次回募集について
「ジェネ・グラント」は、今後も定期的に開催を予定しております。
次回の開催日程が決定しましたら本UP! Onlineサイトおよび無料のWEB会員サービス GeneF@N(ジェネファン)会員様向けメールニュースにてお知らせいたします。





