実験コーナーに弊社のゲル撮影装置FAS-Xが使用されました!
「免疫ふしぎ未来 2025」の体験コーナー『わくわく免疫実験室(電気泳動)』にて、弊社はゲル撮影装置 FAS-X をはじめ、試薬や消耗品の提供でサポートさせていただきました。大盛況だった体験コーナーについて、当日の様子をダイジェストでご紹介します。
免疫ふしぎ未来 2025
イベント概要



「免疫ふしぎ未来」は、日本免疫学会が主催し、文部科学省が後援する、子どもから大人まで楽しめる体験型科学イベントです。これまでに16回開催され、免疫の魅力を幅広い世代に伝えてきました。2025年は「聞こう!話そう!!やって見よう!!!」をキャッチフレーズに、お台場・日本科学未来館で開催され、親子連れや学生を中心に1,500名以上が参加し、大盛況となりました。
聞こう!話そう!!やって見よう!!!
体験型科学イベント 免疫ふしぎ未来2025
- 開催日:2025年7月27日(日)10:00-17:00*
*8月3日(日)に別途オンライン実験も開催 - 会場:日本科学未来館
- 参加費:無料
電気泳動でDNAを観察してみよう!!
index:わくわく免疫実験室(電気泳動)、DNA電気泳動の説明、ゲルへのアプライ、DNAや電気泳動について学習、FAS-Xで泳動結果の確認
わくわく免疫実験室(電気泳動)


電気泳動体験コーナーでは、2グループに分かれて1時間ごとに6回の実験を行いました。
運営には、2025年度の実行委員会 委員長の倉島 洋介 先生(千葉大学)の指揮のもと、
・小嶋 英史先生(獨協医科大学)
・伊藤 亜里先生(日本医科大学)
・新 幸二先生(九州大学)
上記3名の先生方のほか、学生の協力員スタッフも参加し、会場を盛り上げました。
実験の雰囲気は、当日の写真とともにご紹介します。
DNA電気泳動の説明


参加者は2つのテーブルに分かれ、まずはグローブを装着。当初、学校とはひと味違う雰囲気に子どもたちは少し緊張した様子を見せていました。続いて、DNAやアガロースゲル、電気泳動についてのわかりやすい説明があり、実験への期待が高まっていきました!
ゲルへのアプライ




次は、用意されたDNAサンプルをピペットでアガロースゲルのウェルにアプライ。子どもたちにとっては初めてのピペッティング体験でしたが、スタッフが一人ひとりを丁寧にサポートし、緊張しながらも慎重に操作を進めていきました。(ちなみに、弊社の営業マンもサポートしました^^)
DNAや電気泳動について学習

電気泳動の待ち時間中には、紙芝居スタイルの学習タイムがありました!主に、以下のトピックでDNAや電気泳動について学習しました。
- DNAとは?
- 電気泳動とは?
- 免疫と遺伝子・DNAの関係


なかでも印象的だったのは、分子ふるい(分子篩)の説明です。寒天(ゲル)を“ざる”に例え、穴の大きなざるは柔らかい寒天、穴の小さなざるは固い寒天とたとえることで、子どもたちにもぐっとイメージがわきやすい説明となっていました。
FAS-Xで泳動結果の確認
本実験で使用したアガロースゲルは、オールインワンタイプのミドリグリーン Xtra アガロースタブレットを使用しているため、泳動後すぐに結果を確認することが可能です。
電気泳動が終わったら、いよいよお待ちかねのバンド確認タイム!
ゲル撮影装置 FAS-X を使って結果をチェックします。
FAS-Xは高性能CMOSカメラを備え、Blue/Green LEDイルミネーターが引き出し式になっているほか、タッチスクリーンで操作できるので、安全性も高く、子どもたちの前でも安心して使えるのが特長です。



弊社営業マンの操作のもと、みんなで画面をのぞき込みながら結果を確認。しっかりとバンドが浮かび上がっており、歓声があがりました。
さらに今回は、プリンター(別売り)を接続して泳動結果をプリントアウト。出力したバンド画像は弊社取り扱いの FastGene™ カラフル遠心管 に封入し、子どもたちにお土産としてプレゼントしました。研究気分を持ち帰れる、特別な体験になりました!
今回、取材にご協力いただきました千葉大学大学院医学研究院 イノベーション医学領域の倉島先生をはじめ、電気泳動体験コーナーでご尽力いただいた先生方、そしてボランティアスタッフの皆さまに、心より御礼申し上げます。
本イベントで使用した機材・試薬・消耗品
本イベントで使用した機器・試薬・消耗品をご紹介します。デモ・サンプルのご依頼も承りますので、お気軽に各製品のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
機器
ゲル撮影装置

ゲル撮影装置 FAS-X
ハイブリッドグラフィックプリンター
マイクロピペット

試薬
電気泳動関連試薬

染色試薬

消耗品


