【News from overseas】ibidiマイクロプレート アンジオジェネシス活用事例:後根神経節 (DRG)の細胞イメージング

News From Overseas

こちらのコーナーでは、海外のサプライヤーから私たち世界各国の販売代理店向けに発信されるメールニュース、FacebookやLinkedInといったSNSなどで発信された投稿から、ホットな最新情報だけをピックアップして日本のみなさまにシェアさせていただきます!
アメリカ、ドイツ、イギリス、中国など多種多様な国のサプライヤーから発信されるニュースをお楽しみください。
本日は、細胞観察器具メーカーであるドイツ ibidi 社から届いた最新ニュースをご紹介します。

ibidi社によるLinkedIn投稿内容


フィブリンゲルに埋め込まれた後根神経節 (DRG)の細胞イメージングにibidi µ-Slide Angiogenesisを使用している素晴らしい論文が出版されました。タイトルは「骨芽細胞は本質的に感覚神経による神経支配に対し反発するようにプログラムされている」です。

Great new publication, in which the #ibidi µ-Slide Angiogenesis was used to image dorsal root ganglia (DRG) embedded in fibrin #hydrogel: “Osteoblasts are inherently programmed to repel sensory innervation” https://zcu.io/yBZP
#osteoblast #homeostasis #microscopy

LinkedInで紹介されたibidi社配信記事

Bone Researchで紹介された論文内容


<要点>
間葉系細胞から骨芽細胞へ分化していく中で発せられるようになるSonic Hedgehog(Shh)が、軸索形成阻害する因子であることを明らかにし、感覚神経支配のパターン形成を調整している可能性を示唆した論文になります。
本論文で用いられたμ-Plate Angiogenesisは、ウェル内部にさらにウェルを備えた二層構造になっています。この内部ウェルに、ゲルマトリックスを埋め込んだ場合、メニスカスの影響を受けることなくフラットなゲル表面を作ることができます。
このため、μ-Plate Angiogenesisを使用することで、細胞の幾何学的な形態変化を、ゲルの歪みの影響を受けることなく、正確に評価できます。
製品名に、Angiogenesis(血管新生)とありますが、本論文では、軸索形成を評価するために用いられており、μ-Plate Angiogenesisが神経細胞の評価にも適応できることがわかります。
評価方法詳細は、下記論文も併せてご参照ください。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0181612

 

Cell Death & Disease論文内容

本論文で使用されている製品の詳細はこちら

・μ-Plate Angiogenesis 96well

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