第三十七回 胞衣信仰からゲノム信仰へ
第三十七回 胞衣信仰からゲノム信仰へ 千葉県佐倉市にある武家屋敷を訪れた時、直径が約20cmの素焼きの皿が目についた。敷地から発掘された武士の家族の胞衣(えな)皿と記されていた。お産の時に体外に排出される…
2021.07.28 金田 美穂
第三十七回 胞衣信仰からゲノム信仰へ 千葉県佐倉市にある武家屋敷を訪れた時、直径が約20cmの素焼きの皿が目についた。敷地から発掘された武士の家族の胞衣(えな)皿と記されていた。お産の時に体外に排出される…
2021.06.23 金田 美穂
第三十六回 将軍家宣の胎盤 文京区の根津神社には、私の所属した職場が近かったこともあり、学生らと連れ立ってよく訪れた。2020年と2021年はコロナ禍で叶わなかったが、例年4月頃はつつじまつりで賑わう。そこには生殖科学…
2021.05.26 金田 美穂
第三十五回 カニのみそ汁は何かの兆し 英国を舞台にした海外ドラマ(吹き替え版)を見ていたとき、主人公が「・・カニの味噌汁・・」と話したのが聞こえた。いつかコペンハーゲンでウナギの燻製を売っているのを見たことがあるし、グ…
2021.04.28 金田 美穂
第三十四回 細胞とミトコンドリアのエピジェネティクス協定 環境先進国ドイツでは旧式火力発電所を最新型に切り換える計画が進行中だという。米国ではよりコントロールしやすい小型原子炉の発電所建設が始まっている。完全な脱炭素エ…
2021.03.24 金田 美穂
第三十三回 日焼けの幸福感 桜の開花が宣言され日差しも強くなってくると、海や山で日焼けした時の心地良さを思い出す。皮が剥がれ始めるまでの少しの間の皮膚がしびれるような(どちらかというと)快感が懐かしく思いだされるのだ。…
2021.02.24 金田 美穂
第三十二回 ヒストンのジョナサン 私は団塊世代の最終組に属している。小中学校の1クラスが50名を超しており、社会に出てからは満員電車にゆられていた。アンケート調査では多くの国民が中流階級と答え、大量消費時代の真っ只中に…
2021.01.27 金田 美穂
第三十一回 始まりはたった1つのできごと 今、コロナ禍で世界が喘いでいる。「あの時が・・」と、運命の出来事は後にならないと分からない。You must remember this・・♬♪・・ ドリー・ウイルソンの歌“A…
2020.12.23 金田 美穂
第三十回 ホームズの雨傘 探偵小説シャーロック・ホームズに描かれるシルクハットと細い雨傘を持った英国紳士の姿、いつ雨に降られるか分からない天候不順に備えたロンドンのスタイルだ。しかし、紳士達は少々の雨では傘は開かないら…