お話聞かせてください!研究室インタビュー
第2回のインタビューに快く応じて下さったのは、
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 細胞核輸送ダイナミクスプロジェクト
の皆さんです!
さっそくお話を伺っていきましょう!
■どのような研究をされている研究室でしょうか?
■UV、EtBrから切り替えられた理由をお教えください
■弊社FASⅤ(Blue/Green LED)、ミドリグリーンDirectを知った経緯をお教えください
ミドリグリーンDirectはFASⅤのデモにてはじめて知りました。
■FASⅤ、ミドリグリーンDirectを試された結果と感想をお教えください
FASⅤはコンパクト、画像保存ができる、タッチパネルとCCDカメラの設定がマニュアル操作できる、トレイが引き出しタイプでゲルの切り出しが容易なところがいいですね。
1kb DNA Ladder(NEB Biolabs,10μL)を0.8%アガーロースゲルで泳動した。レーン1-3にはミドリグリーンDirectを原液1/4希釈、1/6希釈したものを各1μLずつ添加している。図2は同一ゲルに流したDNA Ladderをエチジウムブロマイド(EtBr)により後染めしたもの。
撮影はFASⅤ(Blue/Green LED)を用いた。
ジェノタイピング実施例。1/4希釈したミドリグリーンDirectをPCR産物とともに泳動したもの。レーン2,4,5は野生型、レーン3,6はヘテロ異性体、レーン1,7は変異型を示す。FASⅤ(Blue/Green LED)により撮影。
■FASⅤ、ミドリグリーンDirectに今後期待されることがあればお教えください
■他の研究室に伝えたいことがあればお教えください
NGC営業担当者より
実験環境改善の一環としてUV(紫外線光)ではない装置をお探しでした。
代替試薬の使用に関しては、撮影装置の用途が主にマウスのジェノタイピング判定であり、技官の方がタイピングを行う上で重要なS/N比を重要視されていた事から非常に慎重に考えられておられるとの事でした。また一番バンドが綺麗に見えるのはEtBrであると信じていたため、当時は他社のLED撮影装置とEtBrで検討されていたとお聞きしています。FASⅤのデモンストレーション時に初めてEtBr代替試薬(ミドリグリーン)との組み合わせ使用を提供させて頂きましたが、その時もやはり懸念はおありのようでした。しかしミドリグリーンDirect独特のS/N比の綺麗さ、バンドのシャープさを気に入って頂き今回のご採用に至りました。
ネックになっていたミドリグリーンDirectのコストについては、自ら4倍希釈を試されることで解決。同製品特有の移動度についてもご理解頂き、その特性がわかればジェノタイピングにはなんら影響が無いと仰って頂けました。
既に半年以上お使い頂いていますが、実験室の環境のみならず遺伝子判定の質も向上したとの事で、この度のご提案がお役に立てようで非常に光栄です。
チームみどり@NGC担当者より
宮本先生とはインタビューを含め数回メール、面談でお話させて頂き、ラボの皆様が喜んでおられることが実感でき非常に良い経験をさせて頂きました。
今後はFASⅤやミドリグリーンDirect以外の製品を使用されておられる研究者の方々のご紹介もしていきたいと思います!
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 細胞核輸送ダイナミクスプロジェクトの皆様、貴重なお時間ありがとうございました!
同研究室でご採用頂いた製品一覧
今回ご紹介させて頂いた事例のように、すでに実験環境の向上に取り組んでいる、またはこれから取り組まれる予定という研究室の方がいらっしゃいましたらぜひお話を聞かせて下さい!当社製品導入済み・未導入に関わらず、ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
日本ジェネティクス チームみどり(Email:info@genetics-n.co.jp)
★研究室インタビュー記事一覧はこちら
どのような経緯で製品を導入するに至ったのか、導入後は実験環境がどのように変化したかなどをご紹介いたします。