ご使用いただいている研究室にお聞きしました!
細胞培養関連製品においては韓国内でシェア1位を誇るSPL Life Sciences製品を、実際にご使用されているユーザー様にお話をお聞きしました!
鹿児島大学 水産学部 食品生命科学分野(水圏糖鎖生物学)塩崎先生インタビュー
快くインタビューに応じてくださったのは、鹿児島大学 水産学部 食品生命科学分野(水圏糖鎖生物学) 塩崎研究室の塩崎先生です。
「水生生物の分子生物学研究から人間の未来の健康をデザインする」をコンセプトに、各テーマに沿って日々研究を行っております。
主な研究テーマ
・ヒト精神疾患モデルゼブラフィッシュを用いた創薬研究
・魚類におけるシアル酸含有糖鎖の生理機能解析
・人畜感染バクテリアの糖鎖を介した感染機構の解明と感染予防法の開発
・鹿児島県農水産物からの生活習慣病の予防治療薬、機能性食品の開発
では、さっそくお話を伺っていきましょう。
SPLセルカルチャー製品 導入のきっかけ
■はじめに、研究概要について教えてください。

■研究室のサイトも拝見させていただきましたが、YouTubeやInstagramなどSNSを活用して積極的に情報発信されている点も印象的でした。

そうですね。水産学部であるにも関わらず、創薬や機能性食品の研究をしている点が珍しいと思うので、研究室でどのような研究が行われているか多くの人に知ってもらいたいと思い、発信しています。
■早速ですが、SPL製品をご導入いただいた経緯について教えてください。

単純に、安くて良い製品は無いかなといろいろな製品を探していたところ、オンラインカタログで見つけたのがきっかけでした。
■弊社のオンラインカタログをご覧いただきありがとうございます。他社の細胞培養関連の消耗品と比較して、SPL製品を選ばれた点についてお聞かせください。

私たちの研究では魚類由来の細胞を頻繁に使うのですが、ストックしていた細胞を起こすときに、他社製品の場合、細胞接着するまでに少し時間がかかります(始めは浮遊細胞みたいに浮いている)。しかしSPL製品を使用した場合では、細胞の接着が早いため、実験を開始するまでの時間を短縮することができます。
■比較検討された結果、SPL製品が細胞接着という点において優れていたということですね!早く接着できることで時間短縮ができる点が非常に重要とのこと、参考になります。多くのメーカーが細胞培養関連の消耗品を取り扱っておりますが、塩崎先生はどのような基準で製品を選定されていますか?

やはり価格とこれまでの経験値ですかね。まずは安いものを探して使ってみて、良さそうなら使用を継続し、ダメそうなら別の製品に変えています。
■先生の厳しい確認を無事パスし、「SPL製品の採用!」となったのは、大変嬉しく思います!引き続きのご使用をぜひお願いいたします。
SPL製品を採用いただき、定期的にご購入いただいております!
使用後の感想
■今回はセルカルチャープレート 6ウェル(Cat.No.30006)をご購入いただきましたが、こちらの製品の使用感およびどんな点をご評価いただいているか教えていただけますか?

今回使用したプレートに関して、傷など特に気になりませんでした。細胞もきれいに分散していたと思います。位相差の顕微鏡での観察も問題なく行うことができました。
またうちは、CO2 インキュベーターがそれほど大きくないため、重ねやすく運びやすいプレートやディッシュがとても重宝します。細胞操作に慣れていない学部の3年生でも特に問題なく、扱うことができています。

クリーンベンチでの作業中の様子

顕微鏡観察の様子
■本製品の主な特長として、プレートの右下にカットコーナーがあるのですが、こちらの特長の利点を感じたことはありますか?

カットコーナーは、見た目ですぐに向きが分かるので、イージーミスを減らすことができます。夕方近くになると集中力が切れてミスをしがちですので(笑)。細胞を暴露する試薬も高価なものが多いので、ミスを減らすことで結果的に節約!にも繋がっていると感じております。
右下にカットコーナーがあるため、プレートの方向がわかりやすい(384ウェルタイプは右上にもあり)
■塩崎先生のラボでは、コーティングされたプレートの需要はございますか?

あります。うちではコラーゲンコートをよく使っています。既製品は高いので、自分でコーティングをしています。
■自作されているのですね!実はSPLのセルカルチャーシリーズには、 コラーゲンタイプ1コート製品がございますので、ぜひお試しいただけますと幸いです。また他の種類のコーティングとしてポリ-D-リジンコート製品もございます。ぜひ今後のご参考にしていただければと思います。
■塩崎先生から見て、SPLのセルカルチャー製品を他の研究者様におススメされるポイントはありますか?

価格、納期が安定している、使い勝手の良いところがおススメポイントですね。予算のあるラボからあまりないラボまで幅広くお勧めしたいです。
■低価格で、使いやすい製品という点が重要なポイントであることがわかりました。SPLというメーカー・ブランドに対してお持ちの印象・イメージが何かございましたら教えてください。

研究者の皆さんにはまだ広く知られていないブランドかもしれませんが、品質の高さには確かな印象を持っています。
■SPLについて、価格面、使用感、そして間違いのない品質であるとお褒めの言葉をいただけ、大変光栄に思います。では最後にSPL製品について、さらなる改良ポイントなど、ご要望がありましたらお聞かせください。

細胞培養プレートとディッシュはある意味確立されたものだと思いますので、改良してほしい点は特にありません。安いに越したことはありませんが、品質の良さは維持していただきたいと思います。よろしくお願いします。
■SPL製品については、細胞培養の他にも微生物培養観察やラボ消耗品など続々とラインナップが追加されていますので、ぜひご期待ください!引き続きご愛用いただけるよう、SPL製品についての情報をアップデートして、ご紹介していきたいと思います。
鹿児島大学 水産学部 食品生命科学分野
塩崎先生
この度は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
SPL製品について
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本記事でご紹介したセルカルチャープレートに関する詳細は、下記のWEBページをご覧ください。また使用感をお試しされたい方はサンプル依頼をお申し込みください。
その他、SPLセルカルチャー製品に関する詳細は、下記のWEBページをご覧いただき、サンプル依頼は各製品のお問い合わせフォームからお申し込みください。
塩崎研究室では、魚(水棲生物)、遺伝子工学、分子生物学、機能性食品といった幅広いキーワードで研究しています。
主なテーマとしては病気に関するモデル、創薬や機能性食品の研究です。具体的には、ゲノム編集技術を使って疾病モデルを作ることをメインの研究としてやっています。