ハイスループット解析を革新する!ガラスに匹敵する光学性能
384ウェルフォーマットでのハイスループット解析と高解像度顕微鏡観察、その両立を求める研究者のニーズに応える新製品が登場しました。
ibidiの「マイクロプレート 384ウェル クリア」は、ガラスカバースリップに匹敵する光学性能を備えたポリマーボトムを採用し、ライブセルイメージングから固定細胞の免疫蛍光染色まで、あらゆる顕微鏡解析に対応します。さらに、ANSI/SLAS規格準拠により自動化機器やロボティクスにも完全対応。汎用性と取り扱いやすさ、コスト効率の良さが特長の本製品は、細胞培養・解析の現場に新たな可能性をもたらす一枚です。
サンプル依頼も承っておりますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
製品特長
- 底面にNo. 1.5 ibidiポリマー製カバースリップを採用しており、最高レベルの光学性能を提供。高倍率顕微鏡観察に最適
- 底面は細胞接着処理有り(ibiTreat)、無し(未コーティング)の2タイプより選択可能
- 個々のウェルが把握しやすい英数字表記入り(英字:A~P、数字:1~24)
- ANSI/SLAS(SBS)規格の標準フォーマットを採用、自動化機器との互換性があり、ロボットハンドリングに対応
- ハイコンテントスクリーニングに最適。優れたウェル内面およびプレート全体の平坦性により、再現性の高い解析が可能
- 免疫蛍光染色等で使用する固定液、染色液にも適合
- 油浸オイル使用可能(推奨オイル使用)
ibidiポリマーカバースリップボトム
「マイクロプレート 384ウェルクリア」は、ibidiポリマー製カバースリップを使用しています。
ibidiポリマーカバースリップは、ポリマー製にもかかわらず、カバーガラスと同等の光学特性(自家蛍光)、厚さ (180 μm + 10 /– 5 μm)、屈折率を持ち、カバーガラスでは難しい細胞接着性(親水性)とガス透過性を備えた顕微鏡での細胞観察に最適なカバースリップです。
ibidiポリマーには細胞接着加工した「ibiTreat」と未処理の「未コーティング」の2種類あり、接着細胞/非接着細胞やタンパクコーティング剤との相性により使い分けられるようにしています。
ibiTreatについて
「ibiTreat」は、ibidiポリマーカバースリップに対して行う細胞接着加工です。本来、疎水性が高く細胞接着しにくいポリマー表面をガスプラズマ処理により親水性に変えることで良好な細胞接着を可能にしています。このため、多くの細胞にとってガラスよりも細胞接着が良く、タンパクコーティング不要で良好な細胞培養環境を提供することができます。

アプリケーション
- ハイスループットスクリーニング(HTS)とイメージング
- ロボットハンドリングおよびラボオートメーション用マイクロプレート
- 化合物スクリーニング(毒性評価含む)
- 大規模トランスフェクション実験
- 生細胞・固定細胞の高解像度広視野顕微鏡観察および共焦点顕微鏡解析
使用事例

細胞:ラット線維芽細胞(Rat1)
赤:α-チューブリン
緑:F-actin(LifeAct-TagGFP2 Protein)
青:核(ibidi Mounting Medium with DAPI)
顕微鏡:蛍光顕微鏡、対物レンズ 60×油浸
価格情報
CatNo. | 製品名 | 入数 | 価格 (税抜き) |
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ibiTreat(細胞接着処理)タイプ | |||
ib88416 | μ-Plate 384 Well Clear ibiTreat (滅菌済) |
15枚 | ¥154,300 |
ib88416-90 | μ-Plate 384 Well Clear ibiTreat (滅菌済 / バルクパック) |
90枚 | ¥787,100 |
未コーティングタイプ | |||
ib88411 | μ-Plate 384 Well Clear Uncoated (滅菌済) |
15枚 | ¥154,300 |
ib88411-90 | μ-Plate 384 Well Clear Uncoated (滅菌済 / バルクパック) |
90枚 | ¥787,100 |
※価格は2025年7月現在のものです。
サンプルのご依頼
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この記事でご紹介した製品
より詳しい仕様・資料などは下記リンクより製品詳細ページをご覧ください。