日本ジェネティクスのアプリケーションノートとは?
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メーカー名:日本ジェネティクス株式会社
下記のデータは、山口大学 医学部薬理学講座 本田健 様のご厚意により掲載させていただきました。
FastGene™ Plasmid Mini Kit で抽出したプラスミドを使用して、トランスフェクション(ルシフェラーゼ活性)を試みました。
実験条件
● サンプル
大腸菌株:TOP10
ベクター:pGL4 Vector 4.3kb(インサートサイズ 0.5~2kb) ※インサート:プロモーター領域
キットへの使用量:LB培地 2.5 mL
● 手順
1.プラスミドDNAを形質転換したTOP10をLB培地で培養した
2.培養2.5mLスケールから大腸菌を回収し、FastGene™ Plasmid Mini Kit にてプラスミドDNA を精製した(溶出バッファー50μL)
3.DNA収量を吸光度計(NanoDrop)で測定した(結果①)
4.制限酵素消化し、電気泳動により想定の断片パターンかどうか確認した(結果②)
5.トランスフェクション後、ルシフェラーゼ活性の測定を行った(結果③)
検出装置:パーキンエルマー社の2030 ARVO X シリーズ マルチラベルリーダー
結果
① 得られたDNAと純度
# | 溶出バッファー量(μL) | yield(μg) | Nucleic AcidConc.Unit | A260 | A280 | A260/A280 | A260/A230 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
pGL4-prom-498 | 50.0 | 16.3072 | 332.8ng/μL | 6.656 | 3.511 | 1.90 | 2.20 |
pGL4-prom-998 | 50.0 | 14.2541 | 290.9ng/μL | 5.818 | 3.088 | 1.88 | 2.17 |
pGL4-prom-1489 | 50.0 | 16.2092 | 330.8ng/μL | 6.617 | 3.655 | 1.81 | 1.97 |
pGL4-prom-1994 | 50.0 | 23.4465 | 478.5ng/μL | 9.571 | 5.063 | 1.89 | 2.24 |
②電気泳動
精製プラスミドを制限酵素チェックに用いた条件:
1 レーン10μL (250ng) 使用、TAE バッファー、0.7%TAE アガロース、100V・30 分
数値は想定の塩基長bp
※500bp 以下のバンドはゲル画像では検出されていません。
③ ルシフェラーゼ活性の測定
想定の断片を確認後、マウス筋芽細胞C2C12 細胞に導入し、レポータージーンアッセイを実施した。
Lipofectamine2000にてDNA 0.2μg を 10^5 cellsに導入した。
24h後に刺激を与え、細胞ライセートを回収し、ルシフェラーゼ活性を測定した。
刺激により、全てのプロモーターでルシフェラーゼ活性が促進された。
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個人的には、コレクトチューブからカラムを引き抜く際、もう少しスムーズに抜けるとさらに使いやすいかと思いますが、総じてハンドリングに煩雑さはなく、ストレスなく短時間で多検体の処理ができました。