①シングルセルアレイに適した『20 µm四⽅』のマイクロパターン、②スフェロイドやオルガノイドのアレイに最適な『直径100 µm円形』マイクロパターンの2種類登場!
マイクロパターニング技術は、細胞接着パターンをスライド等に刻む技術です。この技術を用いると、特定の位置に細胞を配置できるようになります。今回、細胞接着パターンがデザインされたスライドが2種類販売開始になりました。
シングルセルアレイ⽤マイクロパターンスライドは、⼀定間隔で単⼀細胞を配置することが できるため、シングルセルを簡便に識別するための新たなツールとして利用できます。また、マルチセルアレイ⽤マイクロパターンスライドは、スフェロイドやオルガノイドなどを一定間隔に配置することができるため、3D培養研究において、強⼒なツールとなることが期待できます。
マイクロパターニングテクノロジーの原理
ibidiポリマーカバースリップにibidi独⾃の技術で細胞⾮接着性加⼯したものを、バイオイナート表⾯と⾔います。マイクロパターニングは、このバイオイナート表⾯に対し、フィブロネクチンの結合モチーフであるトリペプチドArg-Gly-Asp (Arginine, Glycine, Aspartate/RGD)を共有結合させ、細胞接着できる領域(細胞接着パターン)を培養面上にデザインする技術です。これにより、空間的に定義された細胞アレイを可能にします。

- 共有結合性で底面に結合しているため、極めて安定です。数⽇から数週間の⻑期培養でも効果が持続します。
- ibidiポリマーカバースリップ、バイオイナート表⾯が持つ、光学性能を妨げません。このため⾼解像度顕微鏡観察対応です。
- パターンは、蛍光観察や位相差顕微鏡観察には映らず、細胞観察を妨げません。
シングルセルアレイ用マイクロパターンスライド
20 µm四⽅でできた、シングルセルアレイに理想的な細胞接着⽤のパターンが刻まれた製品です。
CatNo. | 製品名 | 単位 | 価格(税抜き) |
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ib83601![]() |
µ-Slide VI 0.4 µ-Pattern RGD, sqr20, pit110, hex | 10枚 | ¥134,000 |
ib83801![]() |
µ-Slide 8 Well high µ-Pattern RGD, sqr20, pit110, hex | 10枚 | ¥134,000 |
※価格は2021年7月現在のものです。
- ライブセル蛍光イメージングを使用したシングルセルアッセイ
- 免疫蛍光染色など、固定を伴うシングルセルアッセイ
- 遺伝子の機能解析、プロテオミクス、代謝活性試験など
マルチセルアレイ用マイクロパターンスライド
直径100 µm、円形の、細胞接着⽤パターンが刻まれた製品。マルチセルアレイに理想的。
この記事で紹介した製品
製品に関するお問い合わせ、サンプルのご依頼は、下記、各製品ページのお問い合わせフォームより受け付けております。
µ-Slide VI 0.4 With Single-Cell µ-Patternの詳細・価格はこちら
µ-Slide 8 well With Single-Cell µ-Patternの詳細・価格はこちら
µ-Slide VI 0.4 With Multi-Cell µ-Patternの詳細・価格はこちら
µ-Slide 8 well With Multi-Cell µ-Patternの詳細・価格はこちら