気になるあの製品使ってみました!~ミドリグリーン Xtra 編~

最近カタログやWEBで見かけるあの商品・・・
その使用感、性能は実際に試してみないと分からない。
こちらでは、お客様に代わって弊社のテクニカル担当が話題の製品を
実際に使用してみた結果をご紹介いたします!

実際に使用した製品のご紹介

今回実際に使用してみた製品はFastGene™ ミドリグリーンXtraは、高いS/N比を可能にする核酸染色試薬です!

      

■特徴
• エチジウム ブロマイド(EtBr)に替わる安全なDNA 蛍光染色試薬
• バックグラウンドの低さとS/N 比の高さが最大の特長
• Blue/Green LED、青色LED 光と相性抜群
• UVイルミネーターでの検出、撮影は推奨いたしません

▼製品の詳細な情報はこちらでもご紹介しています。

Blue LED、Blue/Green LED専用の高S/N比試薬誕生!

2018年10月31日

実際に使ってみました!

なぜ?
ミドリグリーン Xtraで先染め染色法に用いる核酸染色試薬に求められる要件である
• バンド輝度の高さ
• バックグラウンドの低さ(S/N比の良さ)
• バンドが分子量に準じて歪みなく分離されること
• 核酸染色試薬が泳動度に影響を及ぼさないこと
をクリアしているか確認してみました。
どうやって?
核酸染色試薬ミドリグリーン(MGX)と、既存製品であるミドリグリーンAdvance(MGA)、C社試薬GG、GRについて、メーカー指定量使用し先染め染色を行い、ゲル観察に常用的に用いられる励起光波長(302 nm)、Blue(470 nm)、Blue/Green(500 nm)の3種類の光源下でゲル画像を取得し、形成バンドの観察、ならびにバンド輝度の定量的評価を行いました。

実験手順

以下の条件で先染めゲルを作成した。
• アガロースゲル :2.0% TAE agarose gel(NE-AG02)12.5ml/ミニゲル1枚
• 核酸染色試薬 :メーカー指定量使用

試薬名 メーカー指定添加量
( 2% agarose 100 mL)
ミドリグリーン Xtra (NE-MG10) 4 μL
ミドリグリーン Advance (NE-MG04) 4 μL
C 社 染色試薬GG 10 μL
C 社 染色試薬GR 10 μL

            

       ゲル作成
 
            

                               ⇓

                        電気泳動

                                 

                        画像取得
                   

                              ⇓
                         
                      画像解析

   (バンド輝度, S/N比計算)

結果

  ミドリグリーン Xtra ミドリグリーン Advance 

  Blue LEDで撮影
 (407 nm)
   Exposure 1 sec

  Blue/Green LEDで撮影
 (500 nm)
    Exposure 1 sec

  UVイルミネーターで撮影
 (302 nm)
  Exposure 3 sec
どうだった?
ミドリグリーン Xtraは先染め法に理想的な性質を備えているということが分かりました。

本記事ではダイジェストでお伝えしています。詳しい実験条件等は下記記事に記載がございます。
こちらもぜひご覧ください。(WEBより資料をダウンロードすることも可能です。)

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