日本ジェネティクスのテクニカルノートとは?
発売したばかりの新製品の性能評価や、既存製品の最適な条件を追求するための条件検討をすることでお客様に心からご納得頂いた上で商品をお使い頂けるよう、様々な評価試験を行っています。
採用前の検討資料として、または採用後の最適条件検討資料としてご活用ください。
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テクニカルノート2017<04> 評価製品:FastGene™ RNA Premium kitのmini-elute column |
目的
FastGene™ RNA Premium kitのmini-elute columnがRNAをどの程度の量まで濃縮できるか評価した。
また、他社RNA mini-elute columnと比較することにより、性能の比較評価を行った。
背景
FastGene™ RNA Premium kit のgDNA 除去ステップは、他社RNA 精製キットと異なり、溶液中で行う反応です。これにより、除去効率は向上・安定しました。(Technical data sheet 2017〈02〉)
溶液中で酵素反応を行ったサンプルは、mini-elute column を使用して精製しますが、弊社では、本精製時に溶液の液量を減らすことができれば、mini-elute column を「濃縮カラム」としても使用できると考えました。
そこで、抽出したRNAサンプルをmini-elute column を使用して精製・濃縮することにより、回収率・濃縮効率を評価し、他社mini-elutecolumnとの性能比較を行いました。
実験条件
RNAインプット量 RNAインプットボリューム 溶出量 比較キット 吸光度測定 |
:1 μg , 10 μg (n=3) :50 μL で統一 :10 μL (他社 最小量) 14 μL (他社 標準量) 20 μL 50 μL (FastGene™ 標準量 :他社 微量溶出クリーンナップキット :Implen NanoPhotometer P330 |
[ 評価ポイント] • 溶出容量 • 溶出濃度 • 回収率 |
ワークフロー
結果
■ 溶出容量の結果
■ 溶出濃度の結果
■ 回収率の結果
回収率[%] | elute RNA量[ng] Input RNA量[ng] |
×100 |
[Conclusion] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
RNAインプット量 : 1 μg | RNAインプット量 : 10 μg | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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FastGene™ RNA Premium Kit
【 特長 】 • DNase I 酵素、プレフィルター、微量溶出容量カラム全てが入った新しいコンセプトのキット
【 仕様 】
※組織によって最適な前処理をお選び下さい、サンプルや部位によって得られる収量は異なります。 一般的な収量
【 キット内容 】
【 保存条件 】 • FastGene™ RNA mini-elute columnのみ到着後4℃
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