第二十回 ジカ熱とハイブリッドの謎
第二十回 ジカ熱とハイブリッドの謎 “カエルの子はカエル”だが、“鳶(トビ)が鷹(タカ)を生む”たとえもある。前者はメンデルの法則で説明できるが、トビ→タカとなるとこの法則だけでは無理だ。 キューバ産とメキシコ産の両…
2020.02.26 金田 美穂
第二十回 ジカ熱とハイブリッドの謎 “カエルの子はカエル”だが、“鳶(トビ)が鷹(タカ)を生む”たとえもある。前者はメンデルの法則で説明できるが、トビ→タカとなるとこの法則だけでは無理だ。 キューバ産とメキシコ産の両…
2020.01.22 金田 美穂
第十九回 ゴッホとの出会い 昨年秋より上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催されていたらしい。ゴッホの複製画<ひまわり>に出会った、昔のことを思い出した。羽田から青空のロスアンジェルス、サンアントニオを経由して、雪の降るセ…
2019.12.25 金田 美穂
第十八回 キジと七面鳥 クリスマスツリーで賑わうニューヨークのロックフェラーセンター、クリスマスを楽しみに待つ人々に七面鳥の料理は欠かせない。性格は穏やかでアメリカでは飼育も盛んだ。一方、日本の国鳥である雉(キジ)は古…
2019.11.20 金田 美穂
第十七回 私は誰?細胞の場合 幹細胞などから誘導した細胞・組織で体の回復を目指す再生医療、病気の原因となっている遺伝子領域を突き止め標的薬で治療するプレシジョンメディシン(第7回、第8回コラム)の時代となり、細胞も昔の…
2019.10.23 UP! Online 編集部
第十六回 私は誰?個人の場合 私の知らない“私”がどこかにいて、オリンピックのチケットを手にしているかもしれない。あれだけ厳重だった東京オリンピックのチケット販売、国外では闇の販売サイトで売買されているそうだ。 ずい…
2019.09.11 UP! Online 編集部
第十五回 カレーライスの記憶 10年ほど前、カナダ政府支援によるカナダ―日本研究者の会合に参加した際、最終日にオタワの日本大使館で立食パーティーが催された。日本を離れて1週間ほどが経過しており、そろそろ日本の味が恋しく…
2019.08.21 UP! Online 編集部
第十四回 リンドバーグからのメッセージ 7~8月にはヨーロッパの共同研究者としばらく連絡が取れないことは珍しくなかった。“審査員が休暇だ”とか、“編集者が不在だ”とかで、この時期にはヨーロッパの専門誌への論文投稿を見送…
2019.07.17 飯塚紗耶
第十三回 隠れ家でレトリート 日本語ではなんというのだろう、レトリート(retreat*脚注)は軍隊が戦況をみて作戦を練り直すための一時退却、転じて適当な場所で一定期間行うミーティングも意味する。米国の大学を夏に訪問し…