日本ジェネティクスのテクニカルノートとは?
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テクニカルノート2019<04> 評価製品:ミドリグリーンXtra(Cat.No.NE-MG10) |
概要
核酸染色試薬ミドリグリーンXtra(MGX)は先染め法において優れた性能を発揮するが、先染め用MGX含有ゲルの保存の可否についてはこれまで知見が無かった。
本テクニカルノートでは、MGX含有アガロースゲルは作成後、MGX等濃度溶液内に浸し、遮光環境に置くことで、1カ月弱、保存することが可能であることを報告する。
推奨ゲル保存方法
MGX 含有 2%アガロースゲル (MGX 4 µL/ TAE 100 mL) |
MGX 含有アガロースゲルと等濃度のMGXを 添加した TAE バッファー (MGX 4 µL/TAE 100 mL) |
実験1
実験目的:実験1では、ラップに包んで冷蔵保存した場合(DRY 保存)および②アガロースゲルと同濃度のMGX/TAE 溶液内で保存した場合(TAE 中保存)という二つの方法を用いて、MGX 含有アガロースゲルの使用可能期間について検証を行った。
実験1 結果
〈撮影条件〉 Pentax MX-1 f = 4.0, ISO = 100 Exposure = 2 sec 〈泳動サンプル〉 100 bp DNA ladder (MWD100, Fastgene)、 レーン左よりアプライ量10.0 µL, 5.0 µL, 2.5 µg, 1.3 µL, 0.6 µL, 0.3 µL |
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1. DRY保存では1カ月(4週)経過すると、バンド輝度が減少する。 2. TAE中で保存すると、1カ月経ってもほとんどバンド輝度の減少は見られなかった。 |
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* 結果確認当日に作成したゲルの泳動結果。 0 weekと比較してDNA状態に変化がないことを確認するための比較対象。 |
結論
• ゲルを保存するならばMGX含有アガロースゲルと等濃度のMGXを添加したTAE中に保存することをお勧めします。
• MGX含有アガロースゲルはMGX添加TAE中で保存した場合、1カ月間程度使用可能と考えられる。
• ゲルを保存するならばMGX含有アガロースゲルと等濃度のMGXを添加したTAE中に保存することをお勧めします。
• MGX含有アガロースゲルはMGX添加TAE中で保存した場合、1カ月間程度使用可能と考えられる。
実験2
実験目的:実験 2 では、保存における遮光の有効性を検討するために、遮光した場合およびしない場合で保存したゲルの比較検討を行った。
実験2 結果
〈撮影条件〉 Pentax MX-1 f = 4.0, ISO = 100 Exposure = 2 sec 〈泳動サンプル〉 100 bp DNA ladder (MWD100, Fastgene)、 レーン左よりアプライ量 10.0 µL, 5.0 µL, 2.5 µg, 1.3 µL, 0.6 µL, 0.3 µL * 結果確認当日に作成したゲルの泳動結果。 0 weekと比較してDNA状態に変化がないことを確認するための 比較対象。 |
結論
先染めゲルの保存に、遮光は重要です。
保存する際には、必ず遮光するようにしてください。
先染めゲルの保存に、遮光は重要です。
保存する際には、必ず遮光するようにしてください。
まとめ
MGX含有アガロースゲルは作成後、MGX等濃度溶液内に浸し、遮光環境に置くことで、1カ月弱、保存することが可能である。
MGX含有アガロースゲルは作成後、MGX等濃度溶液内に浸し、遮光環境に置くことで、1カ月弱、保存することが可能である。