【News from overseas】ibidiポンプシステム活用事例:熱帯熱マラリア原虫感染赤血球とヒト内皮受容体の相互作用解析

News From Overseas

こちらのコーナーでは、海外のサプライヤーから私たち世界各国の販売代理店向けに発信されるメールニュース、FacebookやLinkedInといったSNSなどで発信された投稿から、ホットな最新情報だけをピックアップして日本のみなさまにシェアさせていただきます!
アメリカ、ドイツ、イギリス、中国など多種多様な国のサプライヤーから発信されるニュースをお楽しみください。
本日は、細胞観察器具メーカーであるドイツ ibidi 社から届いた最新ニュースをご紹介します。

ibidi社によるLinkedIn投稿内容

Scientific Reportsに掲載されたibidiポンプシステムを利用した素晴らしい研究成果です。論文タイトルは、『熱帯熱マラリア原虫に感染した赤血球とヒト内皮受容体との間の接着は、流れや熱が関与する結合ダイナミクスに従う。』です。

Great new study with the #ibidi Pump System in Scientific Reports: “Adhesion between P. falciparum infected erythrocytes and human endothelial receptors follows alternative binding dynamics under flow and febrile conditions“.
https://zcu.io/Iq1Z

LinkedInで紹介されたibidi社配信記事

 

Scientific Reportsで紹介された論文内容

<要点>
熱帯熱マラリアでは、マラリア原虫感染赤血球がCD36やICAM-1といった受容体タンパク質に結合することが知られています。本論文では、この結合を観察するために、ibidiポンプを使用し、Rolling-adhesionアッセイ系を構築しています。この系を用いることで、マラリア原虫感染赤血球と受容体タンパク質の結合には、シェアストレスおよび温度というファクターが関与し、その結合力が変化することが明らかになりました。

このように、ibidiポンプは、生体内では定量的に評価することが困難な、シェアストレスをコントロールすることができ、温度等を厳密に管理できるin vitro系を構築するために使用することができます。

Scientific Reports論文内容

本論文で使用されている製品の詳細はこちら

・ibidi Pump System

・ μ-Slide I Luer 0.8Luer ibiTreat

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