【News from overseas】ibidiマイクロスライド活用事例：Hela細胞の有糸分裂における核再構築の顕微鏡観察

こちらのコーナーでは、海外のサプライヤーから私たち世界各国の販売代理店向けに発信されるメールニュース、FacebookやLinkedInといったSNSなどで発信された投稿から、ホットな最新情報だけをピックアップして日本のみなさまにシェアさせていただきます！
アメリカ、ドイツ、イギリス、中国など多種多様な国のサプライヤーから発信されるニュースをお楽しみください。
本日は、細胞観察器具メーカーであるドイツ ibidi 社から届いた最新ニュースをご紹介します。

ibidi社によるLinkedIn投稿内容

核機能の形成におけるVPS72の役割を調べるため、この研究ではibidi μ-Slide 8ウェルおよびibidiステージトップインキュベーションシステムを使用しています。タイトルは「分裂後の核の再構成には、VPS72/YL1を介したH2A.Zの積み込みが必要である」。

The ibidi µ-Slide 8 Well and ibidi Stage Top Incubation System were used in this study to investigate the role of VPS72 in the formation of a functional #nucleus: “VPS72/YL1-Mediated H2A.Z Deposition Is Required for Nuclear Reassembly after Mitosis“ https://zcu.io/CGZQ

LinkedInで紹介されたibidi社配信記事

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MDPIで紹介された論文内容

＜要点＞

本論文の著者は、下記に紹介するμ-Slide 8 wellだけではなく、ibidiステージトップインキュベーションシステムも使用しているユーザー様です。VPS72を介したH2A.Zの集積が、有糸分裂における核再構築に重要な役割を果たしていることを発見しました。実験手法としては、Hela細胞のVPS72等をノックダウンを行い、有糸分裂に対する影響を観察しています。この観察に、μ-Slide 8 wellが使用され、このスライド上で、共焦点顕微鏡を用いた細胞の蛍光観察を行っています。

μ-Slide 8 wellは、その名の通り、高解像度顕微鏡観察対応のスライド上に、細胞を播種できるチャンバーが8ウェルあるスライドです。ノックダウン実験では、比較対象を含めたサンプル数がこの程度の数になることが多く、そういった意味で、大変取り扱いがしやすいウェル数を備えたスライドになっています。このため、イメージングを用いた研究には大変お勧めできるスライドになります。