抗体って信頼できますか?

ISH、組織染色の実話
  • ジェノスタッフ株式会社とは?:ISHin situ Hybridization)、免疫組織染色を始めとした遺伝子機能解析に関する研究受託会社
  • ISHにおいては4,000遺伝子以上の解析に成功しており、また、1,000種類以上の抗体の免疫染色の受託経験をもつ、高い技術力をもった会社
  • 動物の解剖、固定、薄切、染色など一連の作業をすべて自社で実施
  • その豊富で貴重な経験と知識を生かして、同社の野口社長が、自社のホームページで発信されているコラムを、特別な許可をいただき転載しております。
  • 時に辛口で、時に生々しい野口社長のコラムをお楽しみください。

第 1 弾 「抗体って信頼できますか?」

よく市販されている抗体を購入して免疫染色を行いますが、どれだけ条件検討を行っても特異性の確認ができず信頼できない物が半分以上あると感じています。クレームを入れてもメーカーによっては代替品を送ってくるだけで特に解決策もありません。

購入者側が手間と時間を掛けて検討しても期待する結果が何も得られず、どの結果が正解なのかも解らないことも多々あります。使えない抗体なのにメーカーのデータを信じてそのまま論文に投稿してしまうケースも見受けられます。これはサイエンスの発展に大きなマイナスだと思います。

業界全体にも、使えたらラッキーというような受け止め方をする風潮があるような気がしますが、どんな染色結果が出ても全て購入者側の自己責任で、高価な抗体を販売しているメーカーが特異性を保証しない、担保できないのは問題ではないでしょうか?

2017/8/4 掲載

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