【第2弾】ここがすごい!ibidiポンプシステムでできること

第2弾 長期培養を可能にする

ibidiポンプシステムの魅力について、さまざまな視点から5回に渡ってお届けしている本シリーズ。
第2弾の今回は、「長期培養を可能にする」ためのマイクロスライド2つをご紹介。ibidiポンプに接続すると長期培養に最適な環境になる、その仕組みとは?詳しく説明していきましょう。

第1弾 シェアストレス下で細胞を培養する 
第2弾 長期培養を可能にする ← 今回はこちら
第3弾 血管内皮を模倣する
第4弾 スフェロイドを育成する
第5弾 セルアレイと組み合わせる

この記事で紹介した製品

ibidiポンプの基本セットアップ

ibidiポンプは、上記の各パーツからなる灌流培養システムです。制御システム(Computer)および動力部(Pump)と培養部(Fludic Unit)が切り離されており、培養部はインキュベーター中で取り扱うことができるため、一定の細胞培養環境を維持しやすく、長期灌流培養に適します。また、培地を一方向に供給するシリンジポンプとは異なり、ibidiポンプは培地循環式のシステムであるため、培地供給量に基づく制限を受けない長期灌流培養が行えます。

このように長期灌流培養に適したスペックを持つibidiポンプですが、ここからは、3D培養を例に、培地灌流の具体的なメリットと、それを実現するために用意されたibidiポンプに接続できる灌流培養用スライドについてご紹介していきます。

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3Dマトリクス内での培養の問題点

ディッシュ上で行う細胞培養を”より生体内に近い状態”に近づけるための手法として、3D培養があります。

しかし、この3D培養は、

  1. 内部まで栄養素が充分に供給されない
  2. 老廃物の蓄積

といった問題が起こりやすく、これらは生育不良などの原因となる可能性があります。この傾向は、特に長期培養において顕著になります。

3D培養に灌流を組み合わせることは、物質の循環を円滑にし、細胞にとって快適な生育環境を作るというメリットになります。

µ-Slide III 3D Perfusion

流路に3D培養⽤ゲルマトリクスを⼊れるためのウェルを備え、培地を灌流させ3Dマトリクスの細胞に対し、栄養供給や薬物投与することを目的としたマイクロスライドです。

µ-Slide III 3D Perfusionの構造
  • 一流路2ウェル×3レーンを備えたマイクロスライド。
  • 培地を灌流させることにより、ゲル内の細胞に十分な栄養を届け、細胞周りの老廃物を取り除くことができるため、長期3D培養に最適です。
CatNo. 概要 単位 価格(税抜)
ib80376 μSlide III 3D Perfusion ibiTreat 15枚 ¥ 51,000
ib80371 μSlide III 3D Perfusion 未コーティング 15枚 ¥ 51,000

※価格は2021年9月現在のものです。
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µ-Slide III 3D Perfusionの使用方法

培地の流路にゲルを挿入して使用します。オープンウェルフォーマットで、ゲルを挿⼊する際に取り扱いが簡単な構造となっています。

µ-Slide III 3D Perfusionが提供するアプリケーション

1.ゲル内への播種

 

 

2.ゲル上への播種 

 

 

3.ゲルを使用しない播種(※培地の循環目的のみの使用)

 

 

4.(スフェロイド培養)2層のゲルによるサンドウィッチ

5.(組織培養)2層のゲルによるサンドウィッチ

µ-Slide Spheroid perfusion

µ-Slide Spheroid Perfusionは、スフェロイドやオルガノイドなどを浮遊培養する際、不要なシェアストレスを与えずに培地を灌流させることができる、長期培養を目的としたマイクロスライドです。

  • 一流路7ウェル×3レーンを備えたマイクロスライド。
  • スフェロイドやオルガノイドの⻑期灌流培養に最適化された形状のスライドです。
CatNo. 概要 単位 価格(税抜)
ib80350 μ-Slide Spheroid Perfusion Bioinert 15枚 ¥79,000
ib80351 µ-Slide Spheroid Perfusion 未コーティング 15枚 ¥60,000
ib80356 µ-Slide Spheroid Perfusion ibiTreat 15枚 ¥60,000

※価格は2021年9月現在のものです。
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µ-Slide Spheroid Perfusionによるスフェロイドの取り扱い

ウェル内でスフェロイドを作製することも、他で作製したスフェロイドを播種して使⽤することも可能です。

1. 生育したスフェロイドを播く

2. スフェロイドを作製する

µ-Slide Spheroid Perfusionはシェアストレスがかからない

培地の灌流に伴うシェアストレスが細胞にかかることは、細胞変性の原因になる可能性があります。µ-Slide Spheroid Perfusionでは、各ウェル内の”くぼみ”で培養される細胞に対し、このシェアストレスを与えないように計算された特殊な形状を有しています。

µ-Slide Spheroid Perfusionの効果

以下に示したのは、µ-Slide Spheroid Perfusionを使用した灌流の効果が、作製スフェロイドの生育サイズに対し顕著な影響があった一例になります。

灌流下で培養することで、スフェロイド成⻑が促進された事例

L929線維芽細胞のµ-Slide Spheroid Perfusion、Bioinertを⽤いたスフェロイド形成例
1〜14⽇⽬、播種濃度5 x105シングルセル/ mL
左:灌流なし
右:イビディポンプシステムによる灌流、0.75 mL /分、位相差顕微鏡、10倍対物レンズ、ウェルφ800 μm

 
µ-Slide Spheroid Perfusion、Bioinert、播種濃度5 x105細胞/ mLでのL929線維芽細胞のスフェロイド形成の⽐較

いかがでしたか?このように、ibidiポンプシステムと培養に適したスライドを組み合わせることで、細胞にとって淀みのない快適な生育環境を実現し、長期培養などを可能にできるのです。ご興味を持った方は是非一度、お試しください!

 

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2018年3月27日

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µ-Slide III 3D Perfusionの詳細・価格はこちら

 

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