第五回 CpGアイランドで命の洗濯?

塩田先生コラム 第九回
塩田 邦郎先生のご紹介

早稲田大学 理工学術院総合研究所 客員上級研究員・客員研究院教授
(東京大学名誉教授)

1979年より製薬会社中央研究所、1987年より東京大学(農学生命科学研究科)、2016年からは早稲田大学にて研究されてきた。素朴な生物学の影を残した時代から、全生物のゲノム情報を含む生命科学の基礎と産業応用の飛躍の時代になった。本コラムでは大学や企業での経験も交えながら、専門分野のエピジェネティクスを含めた自由な展開をお願いしました。


第五回 CpGアイランドで命の洗濯?

 今年の夏は35℃を超える猛暑日が珍しくなかった。そのころ、沖縄や小笠原諸島ではむしろ30〜32℃と過ごしやすかったようだ。今年も残り1ヶ月余りとなってきた。この数日、北海道で雪の便りが聞かれ、関東地方でも朝晩10度以下にもなる日もある。そうなると人間は勝手なもので暖かい場所が恋しくなる。どこか南の島のヤシの木陰でラム酒を片手に、日がな一日海を眺めながら、のんびり過ごしたい・・と。

 “CpGアイランド(CpG island)”! 残念ながら、リゾートの島々の話ではない。長い進化の果てに脊椎動物が到達した島“CpGアイランド”、わざわざ出かけなくとも誰の細胞でも持っているゲノムの話である。“CpGアイランド”は、細胞の持つゲノムDNAの"CGという配列があつまった領域"のことである。

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