分子病理のプロは何にこだわる? 【第六回】連続切片プール・ミニ

無いものはつくれ!GenoStaff
ジェノスタッフ株式会社とは

遺伝子機能解析手法の中でも注目度が高く、かつ特に難易度が高いといわれるアプリケーション”in situ ハイブリダイゼーション(ISH)”において4,000遺伝子以上の解析に成功している、高い技術力を持った会社。

-「無いものはつくれ!」ジェノスタッフに宿る、ものづくりスピリッツ-

同社の業務は研究受託だけではありません。
分子病理解析に必要な装置や試薬を、自分たちで開発しているのも特徴です。
分子病理のプロが作った、評価の高い製品を開発者の方々のコメントを交えながらご紹介させて頂きます。

第1回 灌流固定ツールセット/ ISH用組織固定液 G-Fix
第2回 CT-Pro20
第3回 脱灰用/脱脂用スターラーツールセット
第4回 G-Chelate Mild / G-Chelate Quick
第5回 モールド冷却プレート
第6回 連続切片プール・ミニ ←今回はこちら


連続切片プール・ミニ

従来法・従来製品における問題点

薄切した順に切片を水槽に浮かべる時、水に波が起こる影響で、切片が水面で動いてしまい、浴槽が広く目印もがない為、切った順がわからなくなる場合がある。

ジェノスタッフ
最近、弊社の受託試験で、組織内でのタンパク質や遺伝子の局在を、3次元のどこにあるのか見たい要望が増えてきました。
脳のある領域内で、初期胚で、3D培養細胞の内部で、目的分子の局在を見たいなど要望は様々で、その方法の一つとして、弊社では多い時は連続切片で数百枚の切片を切って、免疫染色やISHを行って報告しています。
バーチャルスライドや、イメージング解析をしたい方も多く、大量の切片の切った順番を間違えないことは重要で、かなり神経を使う作業になっています。
順番間違いは、薄切した切片をスライドに乗せる前、つまり水槽に切片を浮かべた時に発生しやすくなります。

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